環境や季節、生活のリズムが変わるとき、
ふと、膝に違和感を覚えることがあります。
その感覚に立ち止まってみて、気づいたことを書いています。
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体は先に反応する
環境が変わったとき。
季節が移り変わるとき。
あるいは、生活のリズムが少し変わったとき。
そんなタイミングで、膝に違和感を覚えたことはありませんか。
それは、体が「まだ整いきっていないよ」と、
そっと教えてくれているサインなのかもしれません。
進みたい気持ちと、立ち止まる感覚
私自身も、変化の時期になると、
膝のあたりが少しこわばるように感じることがあります。
何か新しいことを始めようとするとき、
心のどこかで「本当に大丈夫かな」と
小さな緊張が生まれているのかもしれません。
前に進みたい気持ちと、まだ踏み出せない自分。
そのあいだで、膝が小さく揺れているような、そんな感覚があるのです。
進む力と、支える力の中間
膝は、
前に進むための力と、体を支える安定。
そのちょうど中間にある場所です。
だからこそ、
変化の中で心が揺れているとき、
そのバランスを取るように、
膝に反応があらわれるのかもしれません。
ゆるめることで、整っていく
変化にうまく対応できないとき、
心のこわばりが、そのまま膝に映ることがあります。
無理に進もうとするとき、
膝がそっと「少し、ゆるめて」と
語りかけてくるように感じることもあります。
そんなときは、
少しだけ呼吸を深めて、膝の力を抜くように、
その場所に意識を向けてみてください。
手のひらで、膝のまわりをそっとさすってあげるだけでもかまいません。
それだけで、動きがやわらかくなったり、気持ちまで、ふっと緩むことがあります。
体は、いつも私たちを支えている
体は、思っている以上に、私たちのことを支えてくれています。
違和感は、困らせるためのものではなく、
立ち止まるきっかけとしてあらわれてくれているのかもしれません。

なかいま、あなたの膝は、
どんな感覚を伝えてくれているでしょうか。

