ここにいない私

気づくと、
過去のことや、まだ起きていない未来のことばかり考えていて、
頭が休まらないと感じることはありませんか。

それは、心がどこか遠くへ旅をしているサインかもしれません。


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思考が「今」から離れていくとき

以前の私は、
思考を止められない時期がありました。

気づくと、頭の中は
過去と未来を行き来していて、
少しの隙があると、すぐに空想に入り込んでしまう。

昔に経験したネガティブな出来事や、まだ起こっていない未来への不安。

そんなことを延々と考えながら、答えを探し続けていました。

思考だけが旅をしていて、
今この瞬間の私は、そこにいなかったのだと思います。

その状態は、
想像以上にエネルギーを消費していて、
心も体も、深く疲れていました。

思考の癖が生まれた場所

そんな「思考の旅」をくり返していた私に、
あるとき、もうひとつの気づきがありました。

それは、
この癖が「どこから生まれたのか」ということ。

子どもの頃の私は、
本当の気持ちを外に出すのが、少し怖かった。

言葉にできない思いを、
空想の中で遊ばせていた時間は、
私にとっての心の居場所だったのかもしれません。

思考を巡らせることは、
自分の存在を感じるための、大切な方法だったのです。

守ってきた自分に気づく

大人になってからも、
その癖は無意識のうちに、自動的に反応していました。

でも今は、
それを「悪いもの」として無理に手放そうとは思いません。

まずは、

「そうか、私はこうして自分を守ってきたんだな」

そう気づいてあげること。

それが、
癒しのはじまりなのだと感じています。

「今ここ」に戻る、小さな一歩

思考が過去や未来に旅をしているとき、
私たちは「今ここ」にいません。

けれど、
その癖に気づくことができた瞬間、
すでに一歩、今に戻っています。

気づいたとき、ほんの少しでも、
エネルギーがやわらかくほどけていく感覚があるかもしれません。

気づきのメモ

思考が遠くへ行っていると感じたら、そっと気づいて、呼吸をひとつ。

なか

いま、この瞬間のあなたは、どこにいますか。

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