冬の静けさがいちばん深まるこの頃、
腰のあたりに、いつもより重さを感じることはありませんか。
動き始めに、ほんの少し抵抗があるような感覚。
ただの疲れのようでいて、
その奥には、言葉にならなかった気持ちが
そっと潜んでいることがあります。
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腰にあらわれる、心の重心
腰は、
心の重心がわずかに揺れたとき、
その変化をいちばん先に映してくれる場所です。
言えなかった本音。
飲み込んだ悔しさ。
「しっかりしなきゃ」と、自分を支えてきた時間。
そんな気持ちが重なると、
お腹と背中の奥が、ぎゅっと縮まるように固まっていきます。
その固まりが、静かに腰へあらわれてくる。
動けないわけではなくて、
体が
「少し立ち止まろうね」
と、やさしく知らせてくれているのかもしれません。
冬の季節と、腰の内側
冬は、意識が自然と内側へ向かう季節です。
未来への不安や、
うまく言葉にできなかった気持ちが、
この時期は、お腹と背中の奥にたまりやすく、腰へそっとにじんできます。
だから、温めることは、
ただのセルフケアではなくて、
固まった内側が、ゆっくりほどけていくための小さな儀式のようなもの。
湯たんぽのじんわりした温度が広がっていくと、
しまっていた本音にも、少しずつ空気が通っていきます。
「もう、そんなに頑張らなくていいよ」
そんな声が、
腰のあたりから、ふっと立ち上がることがあります。

腰に向けて、ひと息
いまの腰に、そっと意識を向けてみます。
吸う息で、
背中の奥に、あたたかい空気が広がっていく。
吐く息で、
ぎゅっと縮まっていたものが、ゆっくりと地面へ降りていく。
いまのあなたを支えてくれている場所を、
呼吸とともに、そっと感じてみてください。

気づきのメモ
腰に重さを感じたら、
その感覚の変化を、少しだけ観察してみてください。
腰を通して、いまの自分に戻ってくる。
そんなヒントが見つかるかもしれません。
なかいま、あなたの腰は、どんな重さを伝えてくれていますか。

