空白が教えてくれたこと

時間に少し余裕ができると、
ふと、物事の「粗」が気になってしまうことがあります。

小さな欠けや、足りない部分ばかりに目がいってしまう。
そんな自分に気づいたとき、私は少し戸惑いました。


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外に求めていた学びの日々

これまで私は、外に学びを求めて予定を埋めてきました。

講座や趣味で日々を満たし、
立ち止まらないように、動き続けていたのだと思います。

止まったら、不安になる気がしていたのかもしれません。
けれど体は正直で、無理を重ねるうちに、気づかないまま体調を崩していました。

手放して生まれた空白

そこで今月は、思い切って学びを手放してみました。

長く続けてきた趣味にも区切りをつけ、
外の予定を、少しずつ削ぎ落としていきました。

余白が生まれた途端、
胸の奥に、ざわりとした感覚が広がっていきます。

静かにしていると、
まだ形にならない、流れのようなものが心の内側を漂っているのを感じました。

内側から届いた声

その感覚に、そっと問いかけてみました。

「あなたは、何を伝えたいの?」

返ってきたのは、
「もう外から取り込むのではなく、内から外へ流していく時だ」という言葉でした。

ブログを書くという一歩

ブログを書くことも、その一歩でした。

言葉にならない感覚を掘り下げ、自分自身に向けて書いていく。

すると、内側に溜まっていたものが少しずつ動き出していくのを感じます。

書き終えたあと、心は不思議と軽くなっていました。

粗探しの意味

粗探しは、悪いことではなかったのだと思います。

それは、心に空白が生まれたサインであり、
新しい表現が芽吹く前触れだったのかもしれません。

空白は、恐れるものではなく、新しい芽を育てるための土。

そう思えたとき、
心の奥に、やわらかな光が差し込んできました。

なか

あなたの中で、今どんな空白が、静かに息をしているでしょうか

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